淡路弁.NET 淡路島の方言とその活用方法

● わい…(名詞)私の意。「俺」に近いが、若干「俺」よりも荒々しいニュアンスがある。通常男性が使う。「わぇ」と発音することもある。
例文:わぇのんつこてえぇぞ。(例文訳:俺のを使っていいぞ。).

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● わかいし…(名詞)若者。若い衆がなまったものか。自分の家族の青年、息子などを指す場合もあるし、見知らぬ他人でも若者を指して使う場合もある。
例文:あそこにおるわかいししっとーけ?(例文訳:あそこにいる若者知っているかい?)

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● わけ…(名詞)食べ残し。
例文:オマエのわけやよそわしてくえっかいや!(例文訳:オマエの食べ残しなんて汚くて食えないよ!)

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● わせる…「忘れる」の淡路弁。「わへる」ともいう。意味は忘れる。
例文:これわへとんだーなー!(例文訳:これを忘れているだろうが!)

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● わが…自分の意。使われ方としては、「わがのことだろが」(自分のことだろうが)「わがでいってこいや」(自分で行って来いよ)などで、自分以外の第三者に対して、「あなた自身」というような意味の時に使う。そのため、「わがは年寄りです」(自分は年寄りです)のような使い方はしない。(←これだと、自分のことをわがといっているので。)こういう場合は、「わぃはとっしょりや」というようにいう。ただし、「わが」も、自分の持ち物や、物体などを指す場合には使う。→(例:わがのぶんわせとったわ!…自分の分を忘れてたよ。)また、「自分達」と複数形で指す場合は使うこともある。→(例:「わがらひとっちゃわからへな…自分達は少しもわからないよ。)
例文:わがのことやないか。もっときぃつけぇよ!(例文訳:自分のことだろう。もっと注意しろよ!)

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