淡路弁.NET 淡路島の方言とその活用方法

● とおから…(副詞)とっくに。ずいぶんと前に。
例文:とおから来てまってくれとんぞ。何しよったんよ。(例文訳:ずいぶん前に来て待ってくれているぞ。何してたんだよ。)

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● とおに…(副詞)とっくに。ずいぶんと前に。
例文:とおにきてまっとったんやで。はよきてくれよ。(例文訳:とっくに来て待ってたんだぞ。早く来てくれよ。)

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● どくれ…(名詞)ふてくされている人。
例文:どくれよ。ええ加減こっち向けや。(例文訳:ふてくされている人よ。いい加減こっち向けよ。)

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● どくれる…(動詞)ふてくされる。
例文:あいつ、今怒ったばーやよってに、どくれとら。(例文訳:あいつは、今怒って間もないからふてくされているよ。)

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● とこる…「寝る」の卑語。恐らく「床る」だと思われる。
例文:はよとこれや!(例文訳:早く寝てしまえよ!)

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● どない…①どのように。②何を。淡路弁の「どない」は、通常関西弁で使われるように「どないしよう?」(どうしよう?)などの意味のほか、次に挙げる「どないしょん?」(何をしている?)のように、「何を」という意味の使われ方もある。(次のどないしょん?を参照) ● どないしょん?…何をしている。通常、相手が何か好ましくないことなどをしている、又はしようとしている際に、否定的に、とがめるように使う。また、この際、「どないしょん?」という優しい問いかけではなく、「どないしょんのな!」「どないしょんじゃ?!」などのようにきつい口調で使われるのが一般的。その他、女性は「どないしょんよ?」なども使う。
例文:こらぁ、オマエ、どないしょんのじゃ!(こらぁ、オマエ、何をしているんだ!)

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